Twitter がサードパーティアプリを締め出し
2022/1/13 頃に Twitter のサードパーティアプリが一斉にアクセスできない事象が発生。その後、1/19 に Twitter が Developers Agreement を更新し、サードパーティアプリの開発を禁止するような文言が追加される事件が発生した。
該当箇所は以下。
II. Restrictions on Use of Licensed Materials A. Reverse Engineering and other Restrictions. ...(省略)... You will not or attempt to (and will not allow others to) ...(省略)... c) use or access the Licensed Materials to create or attempt to create a substitute or similar service or product to the Twitter Applications;
今後、どういう状況になるかは不明だけども、あまり未来は明るくなさそうに感じる。
Twitter 公式アプリ
1/20 現在では、動作しているサードパーティアプリもあるものの、以下の Twitter 社公式のクライアントを使わざるを得なくなると予想される。
個人的には、
- 変な広告がでない
- 時系列にツイートが流れる
- リスト表示がきちんとしている
点から、TweetDeck が一番マトモだと感じており、実はこの事案が発生する以前から、PC では TweetDeck を使っていた。
しかし、Twitter をするために、ブラウザを開き、ブックマークを選ぶ、という作業は億劫だし、ネイティブアプリのように扱いたい。
PWA ( Progressive Web Application )
PWA ( Progressive Web Application ) は、ブラウザやそのエンジンを使って、Web アプリをあたかもネイティブアプリのように見せかける仕組み。クロスプラットフォームで扱うアプリで採用されている。 また、Chrome ベースのブラウザであれば、任意のWebサイトをブラウザ自身の機能で簡易的に PWA 風にできる。
ブラウザの機能で PWA 化すれば、ブラウザ特有のインタフェースも隠蔽され、ネイティブアプリのように扱える。そこで、TweetDeck をブラウザの機能で PWA 化してみることにした。
検証
Android + Chrome
- TweetDeckを開き
- 設定ボタンから「ホーム画面に追加」を選択
- ホーム画面に出現した「TweetDeck」アイコンを押下
結果、以下のようにネイティブアプリ風の TweetDeck ができあがる。
Android + Opera
Chromeベースのブラウザであれば、だいたい同じ作法で PWA 化できる。
- 設定ボタンから「アイテムの追加」→「ホーム画面」を選択
Android + Vivaldi
- 設定ボタンから「ホーム画面に追加」を選択
Windows + Chrome
PC でも PWA 化は可能。
- 設定ボタン
- 「その他のツール」を押下
- 「ショートカットを作成」を押下
- 「ウィンドウとして開く」にチェック
このように PC でも可能。
タスクバーでも、本物のアプリのように見える。
その他の環境
今後、Mac とか iPhone とかの他の環境でも、試してみる予定。
おわりに
- TweetDeck をネイティブアプリのように使う方法を整理した
- TweetDeck も元々はサードパーティアプリだったので、なんとも皮肉な結果になったと感じた。